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さすきの製造・仕上げへのこだわり

さすきの製造工程には大切な二つの要素が含まれています。
・茶師の長年の経験
・品質と効率を徹底的に追求された製造・仕上げライン
この二つです。

ペアで指導する図 茶師の長年の経験というのはさすきの長い歴史の中で育まれたものであり、短時間の研修などで身に着けるレベルとは、まったくもって深みや含蓄が異なるものです。どんなに機械が発達しても人間の細やかな感覚にはかなわないところがあり、その細やかな感覚は気が遠くなるほどの時間をお茶に注いできたからこそ生まれるものです。これは何億円・何兆円投資しても即日で得られるものではありません。だからこそ、さすきでは次世代の育成も積極的に行います。ベテラン茶師と見習い茶師を必ずペアにして教育することを徹底しています。

次に製造ラインですが、さすきの工場はほかの製茶会社の方々がよく視察にいらっしゃいます。どうすれば高品質のお茶が製造できるか、さらに高品質のお茶をどうすれば効率的に製造できるかという点において、パフォーマンスの高さでは茶業界でも有名であるため、同業者の工場見学希望が絶えません。

パフォーマンスの高い製造ラインを維持するためには、機械メーカーとの協業が欠かせません。機械の本質的な機能を常に考え最善の設備を研究する、また設備の機能を最大限に引き出すためのメンテナンス等を徹底的に行うため、機械メーカーの方に「逆にこちらが勉強になる。」と言わしめるほどです。

ISO14001 常に最善を目指して必要とあらば機械の入れ替えも頻繁に行います。2010年から2012年にかけては製茶機械の肝ともいえる蒸し機を3年連続で入れ替えました。そんなに入れ替えて古い機械はどうするのか、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、さすきが使った機械は中古であっても引く手あまたです。なぜならば『その設備を使って品質の良いお茶ができた実績がすでにあるから』。機械メーカーさんが教えてくれたこんな逸話もあります。「さすき以外の製茶会社に機械を売りに行ってセールストークで『さすきもこの機械使っていますよ。』と言う、するとその機械がよく売れる。」ここまで徹底した研究のなかで、特許や実用新案も許可を受けています。 さらにお客様に安心してお茶を飲んでいただくため、ISO14001を取得しています。

火入れ機 また、さすきには日本でも20台程度しかない貴重な仕上げ機があります。仕上げ工程とはコーヒーでいえば焙煎・ブレンドにあたりお茶の最終的な味を左右する大変重要な工程で、これだけを商売にしているお茶屋さんもたくさんあります。さすきのラインは機械が貴重なだけでなく、加湿・加圧といった機械以外の要素もコントロールができるようになっており、常に安定した高品質を実現するための条件を兼ねそろえております。

徹底した研究はすべて、効率を追求して低コストで高品質のお茶を製造するため。同じお金をいただくのであれば、お客様にどこにも負けない最高の品質のお茶をお召し上がりいただきたいのです

プロが語るさすきの製造・仕上げ

株式会社宮村鐵工所 宮村様

株式会社宮村鐵工所と申します。弊社は、荒茶加工ラインの中で、蒸工程部分の機械(蒸機)をさすき様に納めております。

蒸工程は、荒茶加工工程で品質の8割を決める重要な工程であります。通常、蒸工程の調整は非常に難しく、大型機になるほど難しさは増します。さすき様には一般的に大型機と言われる蒸機の倍の能力を持つ国内において最も大きい特別仕様の蒸機を2台導入いただいております。取扱が難しいはずですが、年間通していとも簡単に使いこなしている製茶技術はなかなか真似出来ない、伝統の技と言えるでしょう。

今年のエピソードですが、一番茶の時「ミヤムラさん、今までの中で最高のお茶が出来ているよ」。さすき様がニコニコして、蒸機のことを褒めてくれます。おかげさまで、蒸機の性能を高く評価していただき満足していただけたかなと一安心していました。翌日また伺うと、昨日の話はどこに言ったのでしょう。「もっと蒸したい、蒸機の能力が足りないな」。最高だったのは昨日までの話なのです。今日はまたハードルをあげていました。今日のベストに満足することなく、更なる高みを常に掲げ、新たな挑戦が始まるのです。

毎年どの様な挑戦が始まるのか楽しみでもあり、恐ろしい様な気も・・・。精一杯がんばらせてもらいます。

有限会社大塚製茶 茶師リーダー 西沢

有限会社大塚製茶で勤務をし始めてから40年近くとなります。

茶師は経験と勘が最も大切だと思われています。確かにそれらは大切なのですが、当社の場合はそれに加えて物理的・科学的な理論の裏付けが工場のあらゆる部分に取り入れられているため、茶師の経験や勘からの視点と最新技術の両面からお茶をよくしていくことができます。

ただ、機械の入れ替えや新規導入等も多くお茶師にとっては決して楽な職場とは言えません。お茶作りの肝ともいえる蒸機を3年も連続で入れ替える工場はありませんから。しかし、お客様によりおいしいお茶を飲んでいただくことが一番大切ですから、これからもさらによいお茶作りを目指して頑張ります。